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【おいしい】食べにくいと言われるラピュタパンの上手な作り方

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こんにちは、つっきーです。

家族の都合で朝5時にたたき起こされ、仕方なくリビングに行くと食パンが用意されていました。

すぐに「これを焼いて食べなさい」という母上の意図を掴みとる。それなら1分間、どうやって食べようか悩みました。


食パン――――それ即ち無限の可能性を秘めたパン。


何乗せても大体美味しくなるし、そもそも失敗する方が難しいとすら思います。もちろん常識の範囲内でね!

簡単なところではバターとかチーズですけど、どうせ朝5時になんだし、ちょっと凝ったものが食べたくなりました。

そこで思い出したのがラピュタパン

あ、ラピュタパンってご存知ですか?

これがまた美味しそうな見た目をしているんですよ。ぐぐってもらえれば分かりやすいんですが、トーストに目玉焼きをのせて焼いた料理です。

名前の通り、ジブリの『ラピュタ』に登場したことからラピュタパン。いわゆるジブリ飯の1つです。

もちろんレシピも沢山出回っていて、アレンジも多いのですが、このトーストには1つ難点があります。


食べにくい。


トーストに生卵を乗せ、トースターで焼くのが普通なのですが、これだと上手く黄身が固まらない!

そうなると必然的に、黄身に歯を立てた瞬間にドロドロとこぼれてきます。手は真っ黄色! 皿も真っ黄色! 朝から大惨事です。

以前私も挑戦したのですがこのような結果になってしまい、家族の前で半笑いでした……。手がベトベトのままで!

口周りもベタベタになっていたと思うので、さすがにちょっと恥ずかしかったです。


黄身まみれを回避する方法としては、ナイフとフォークを使うというものがあります。

しかし朝っぱらからオシャレに食べるのはハードル高すぎです。洗い物だって増えるし、トーストなんだから手で掴んで食べたい。

そうなると、ラピュタパン自体を上手に作るしかありません。

そしてラピュタパンを上手に作るということは、「固まりにくい」黄身を攻略する、と同義です。

とは言っても、難しいことをするわけではありません。調理法を変えるわけではないんです。

手を抜かずに、ちょっと時間をかけて作るだけです。

まあ手間が増えるっちゃ増えるんですけど、食べたときに黄身がドロドロ出てくるよりはマシでしょう。


材料

トースト
・卵
・マヨネーズ
・塩コショウ
・チーズ

チーズはお好みで。私は入れました。


基本の作り方

トーストの淵をマヨネーズで囲み、土手にする

トーストの真ん中をスプーンで潰して卵ポケットにする。

トーストの上で卵を割り、乗せる

④塩コショウをふる

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トースターで焼く

チーズを乗せるタイミングは、下で書きます。


ポイント

ここからが重要です。難しいことではないので、1つ1つ確認していってください。

①卵は冷蔵庫からだし、15分ほど机に置いておく

冷たい卵をいきなり焼き始めても、なかなか熱が伝わりません。先にトーストが焦げてしまいます。

なのであらかじめ常温にすることで、トーストとのバランスをとります。

でも急いでいるからといって、レンジでチンは駄目です。有名な話ですけど爆発します。片付けは死ぬほど面倒です。


トースターで焼くときはアルミホイルを敷く

トーストの裏が焦げてしまうことを防ぎます。あと確認のための出し入れがしやすくなる!

それにアルミホイルを敷いておけば、チーズや白身が零れたときも安心です。

(前に私は零してしまい、大変なことになりました)


③3分ずつに分けて焼く

一気に焼くとトーストが焦げてしまいます。なので焼き加減を確認しながらゆっくりと。

私は3分×3回でいい感じになりましたが、トースターによって火力が違うので、正確な時間は言えません

3分ごとにちょっと開けて、トーストが焦げていないかをチェックしてください。


④チーズを乗せるなら、白身が固まってから

白身なら1回目で大体固まると思います。その後で黄身を囲むようにそっと乗せます。

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普通はピザ用チーズとか使うんでしょうけれど、うちにはないので、スライスチーズをちぎりました。

形状は似てるから多分オーケー。


⑤どうしても固まらないなら、黄身に穴を開けてから軽くチン

絶対に穴を開けてください。絶対ですよ。じゃないと爆発して地獄を見ることになります。

黄身を爪楊枝で何箇所かツンツンすればいいでしょう。形は崩れますが、繰り返すように食べにくいよりはマシです



完成

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写真は冒頭のと同じです。堂々と使いまわしていくスターイル。チェケラッ。

これにてラピュタパン完成です。トーストに卵を割ってから、15分くらいかかりました。

トースト全体を揺すってみて、黄身がプルプルしなければ固まっています。

ここでトーストの裏を確認してみましょう。

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はい、大丈夫! 焦げてない! ちょっと心配していたんですけど杞憂でした。

やっぱりアルミホイルはすごいね!

それにトーストを立ててみましたが、黄身が崩れてくるようなことはありません。これは固まっている可能性大!

私「うまうま」

食べ進めていきます。チーズと胡椒ってなんであんなに相性いいんだろうね。最高です。

土手の役目を果たしているマヨネーズも、意外とトーストに合うからそれだけでも美味です。

でもカロリー高そうだな……とか考えたら負けなので、頭を空っぽにして味わいましょう。


そして、ついに黄身の直前まで到達。

これでもし半熟なら、私の手はベタベタになってしまいます。いつかの日の再現というわけです

しかし! 今回はじっくりと熱を通してあります! 見た目も固まっていそうな感じを醸し出している!

黄身「僕固まってるよ」

検証のために、今回は包丁で切ってみます。

ドキドキ、ドキドキ。

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やったー!!!!!!!
ちゃんと固まってるよママァァァアア!!!!

すごく食べやすいです。しかも美味しいです。周囲のチーズやマヨネーズとマッチしています。

今回は「えへへ」みたいな照れ笑いを浮かべず、オシャレ朝ごはんを堪能することができました。


ラピュタパンを作るには若干の手間がかかるので、土日向けかなと思っています。

ゆっくりできる朝、トーストが用意されていたら、ぜひぜひ作ってみてください! すごく美味しいよ!

ではでは、今回はこの辺で。

最後までありがとうございましたー!

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